「セブンティウイザン」はインパクトだけの漫画ではなかった

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「セブンティウイザン」という漫画が新潮社のWEBマンガサイト「くらげバンチ」で連載されています。

このくらげバンチ、無料で読めるのにクオリティの高い漫画が多くて、毎週更新を楽しみにしているのですが、特に今回紹介する「セブンティウイザン」が妊娠中の自分にストライクでした。
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セブンティウイザン あらすじ

その日、江月朝一(65歳)は定年退職を迎えた。 家に帰ると妻、夕子(70歳)から信じられない事実を告げられる。
「私、妊娠しました」
終活。そんな言葉もよぎる夫婦が、突然授かった大きすぎる未来。
これから二人の毎日は、すべてが初体験だ!

セブンティ=70歳で子どもを授かったある老夫婦の話でそのインパクトの強い響きからイロモノ枠か!?と思いながら読んでみました。

70歳というありえない年齢での妻の妊娠。ただでさえ妊娠するとどんな環境、立場であろうと今迄の生活がガラっと変わってしまうと思いますが、定年を迎えた主人公(65歳)は思ってもみなかった出来事にめちゃくちゃテンパリます。当たり前ですが。
これから子供がいないながらも、夫婦仲良く老後の生活を送ろう、としみじみ考えていた所にまさかの妊娠発覚ですから、受け入れられないのも無理はない。しばらくの間妊娠という事実に否定的、懐疑的な朝一さん(65歳)

母は強し

一方妻はつわりもあればマタニティマークをつけるべきか否か悩み、胎児に必要な栄養素のために食事を管理したり…通常の妊婦と変わりなく子どもの誕生を待ち望んでいます。

思えば妊娠が発覚したすべての夫婦が安定した生活を送っているわけではなく、今…今できたか~、あちゃ~というタイミングもよくある話です。

ちなみに我が家では主人が無職になった1週間後に妊娠が発覚しました笑

というわけで誰しもが待ち望んだタイミングでやってくるわけではない子どもの妊娠。それでも母親は10か月の間つわりに苦しみ、わが身を大切にして、産むときは痛みを感じて産まざるを得ないので、男性のように右往左往している場合ではありません。やはり母は強しです。

妊娠を喜ぶことが出来る、それが幸せ

主人公の朝一さんのテンパリ具合とは反対に、奥さんの夕子さんは妊娠を即座に受け入れているように見えます。しかし受け入れるに至るまでの心の内をなかなか知ることが出来なかったのですが、途中夕子さんの心の内が子どもへのビデオレターという形で明かされます。

過去わが子のようにかわいがっていた飼い犬との思い出を振り返り、死を経て今授かった新しい命。ネタバレになるのであまり詳しくは言えませんが、一番読んでいて号泣した話でした。

ファンタジーだけどリアルな話

妊娠への思い、主人への感謝、子どもへの愛情…超高齢出産というファンタジーな設定ですが、根幹は老いも若きも関係のない当たり前の気持ちに涙、そして涙

特に同じく妊婦の今だからこそ、自分の感情を言語化してもらえたようでグッときました。決して出オチの漫画ではなく、子どもへの気持ちや主人への気持ちを再認識、再確認できる漫画だと思います。

毎週金曜日更新、無料で読めるので気になった方は是非。⇒くらげバンチ

妊婦さんは一読の価値ありです。
追記:2017年2月9日に1巻が出るみたいです。
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